HBBの英雄【エマノン】
『エマノン"Emanon"』
名前のエマノンは逆から読むと、
"No name"という意味も持ち合わせている。
エマノンは'70年代から活動を続けるDJ/プロデューサーのアフリカ・イスラムによるプロジェクト。
エマノンは、
1986年にアルバム"The baby Beat Box"をリリース後、
シングルとして、
1986年に"Fresh Beats,
1987年にはSusie",
1990年に"I Came Back To Party"
の3つを発表しています。
70年代後半にロック・ステディ・クルーのメンバーとして活動を
開始し、その後バンバータのズールー・ネイションに早い段階で加入。
この頃、音楽面で彼が師と仰ぐバンバータに因んで芸名をアフリカ・
イスラムと名乗るようになります(バムと血縁関係はありません)。
'77年にはインターナショナル・アニュアル・DJ・コンペティションなる
大会で優勝してDJとしての名声を確立。'81年にはNYのラジオ局WHBIに
自身のラジオ番組「ズールー・ビーツ」を持つに至ります。
その後、短期間(マルコム・マクラレンとの関わりで知られる)シュープリーム・ティームに加入。
'83年にはNMS・DJ・チャンピオンシップなる大会でも優勝し、
同年末には来日して日本でもブレイク・ミックスの妙技を披露してくれました。
ここまでは主に現場でのDJ業に徹していたイスラムですが、
'86年ごろからスタジオでのレコード制作にも取り組むようになります。
日本でも良く知られた
アフリカ&ザ・ズールー・キングス名義で2枚のシングルを発表し、
つづいて手掛けたのが
ダンス/ポップス寄りのパウ・ワウ・レーベルからリリースした、このエマノンでした。
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